明日、14日(土)、キンチョウスタジアムのナイトマッチは、セレッソ大阪対アルビレックス新潟戦。
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この試合を前に、私には印象に残る新潟戦が2つあるので、それを取り上げてみる。
その前にまず、過去の対戦を整理。 リーグ戦での対戦は、6勝5分3敗(J2:1勝1分2敗、J1:5勝4分1敗)。
以下戦績(左がホーム、( )はセレッソ大阪の得点者)。
02年(J2)
●新潟 5-2 セレッソ(大久保嘉人、田坂和昭)
●セレッソ1-3 新潟(眞中靖夫)
△新潟 0-0 セレッソ
○セレッソ3-0 新潟(大久保嘉人、トゥルコビッチ2)
04年(以下すべてJ1)
●セレッソ1-2 新潟(西澤明訓)
○新潟 1-2 セレッソ(大久保嘉人2)
05年
○セレッソ1-0 新潟(ゼ・カルロス)
○新潟 1-2 セレッソ(下村東美、ゼ・カルロス)
06年
○セレッソ3-1 新潟(古橋達弥、ゼ・カルロス2)
△新潟 2-2 セレッソ(西澤明訓、名波浩)
10年
△新潟 1-1 セレッソ(アドリアーノ)
○セレッソ2-1 新潟(播戸竜二、丸橋祐介)
11年
△セレッソ1-1 新潟(乾貴士)
△新潟 1-1 セレッソ(酒本憲幸)
これらを見ると、新潟との相性は良好だが、引き分けが多い対戦だといえる。 点が取れそうで取れない試合が多いような印象が残っている。 大宮戦のように、先制、追加、ダメ押しというパーフェクトな展開を望むのはいささか図々しいだろうが、ボギョンのハイパフォーマンス、清武の調子も上がってきているので、しっかりと勝ち点3を奪って、浦和、鹿島との関東遠征の連戦に向かいたい。
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さて、思い出の試合を振り返る。
初顔合わせはJ2時代の2002年。 この年のJ2最終順位は、1位大分(勝ち点94)、2位セレッソ大阪(同87)、3位新潟(同82)。 つまり新潟とは、J1昇格を争った間柄だった。 セレッソにとっては使命と言える「最短の1年でのJ1復帰」、新潟にとっては、反町康治監督下、「初のJ1昇格」を目指していた年である。
この年のJ2は12チームで4回戦総当たり、44試合を戦った。 そして第42節を終え、残すところ2試合。 首位大分はすでにJ1昇格とJ2優勝を決めており、2位セレッソ(勝ち点83)と3位新潟(同79)は勝ち点差4。 新潟はこの直接対決に勝利すれば、勝ち点差1と肉迫し最終節まで持ち込める。 逆にセレッソは引き分け以上で、2位以内が決まりJ1復帰が決まるというシチュエーション。
このシーズン、新潟はセレッソとの3度の対戦を2勝1分と無敗できていたこともあり、11月16日、相当数のサポーターが長居スタジアムに詰めかけていた。 もちろんセレッソサポーターはそれをはるかに上回り、晩秋の長居は3万2千を超える大観衆で埋まっていた。
スタメンは、下川誠吾-喜多靖、ジョアン、鈴木悟-布部陽功、尹晶煥、久藤清一、根本裕一、森島寛晃-トゥルコビッチ、大久保嘉人
交代は62分大久保→眞中靖夫、83分森島→西澤明訓
SUB:河野和正、山尾光則、原信生
試合は西村昭宏監督率いるセレッソが大久保の先制点とトゥルコビッチの2ゴールで3-0で新潟に完勝し、J2暮らしを1年で切り上げることになった。 一方、新潟はこの辛く悲しい経験を糧に、翌03年にJ2優勝でのJ1昇格を果たすことになる。
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月日は流れて、2年後の04年、J1最終節はビッグスワンでの新潟対セレッソ。 J1初年度だった新潟だったが既にJ1残留を決めていた。 シーズンは2ステージ制で、年間通算順位で残留、降格は決められることになっていて、セレッソは1stステージ最下位(16位)、2ndステージは少し盛り返して1試合を残して12位、しかし年間通算ではやはり最下位に沈んでいた。
前年03年のレギュレーションのままなら、下位2チームは自動的に降格。 しかし、このシーズンは最下位イコールJ2降格ということにはならなかった。 翌05年のJ1は2チームを増やし18チーム制となることが決まっていて、J2の1、2位がJ1自動昇格、J2の3位がJ1最下位との入替戦を戦うことになっていたのだ( 何と言う幸運だろう!)。 セレッソは年間15位の柏とJ1残留か、入替戦行きかをかけて争っていたわけだ。
11月28日同時刻キックオフ。 15位、早野宏史監督の柏はアウェーで大分と戦う。 前節終了時点で年間15位柏は勝ち点24、得失点差-20(27得点・47失点)。 一方、最下位セレッソは勝ち点23、得失点差-23(40得点・63失点)。 勝ち点差「1」、得失点差「3」が2チームの差だった。 セレッソは引き分けでは苦しい。 勝って柏の結果に委ねるしかなかった。
大分(ビッグアイ)の試合は、上川徹主審のホイッスルでキックオフ。 柏が8分に先制(明神智和)、大分が22分に同点(サンドロ)、柏が72分に突き放す(宇野沢祐次)が、大分は75分に再度同点(マグノ・アウベス)とし、試合終盤を迎えていた。
一方、ビッグスワンの試合は、若き西村雄一主審が笛を吹いた試合。 小林伸二監督率いるセレッソが35分に古橋達弥のCKから大久保嘉人のヘッドで先制するが、新潟は50分のエジミウソンのゴールで追いつき、1-1のまま試合は進んでいた。 そして、セレッソは新潟DFのハンドでPKを得る。 86分、キッカーはでPKを得る。 キッカーは大久保。 相当なプレッシャーがかかるシーンのはずだが、スタンドから見た限り大久保は邪心なく思い切り良く蹴ってネットを揺らした。 残り時間は露骨に時間を使い、セレッソが勝利を決めた。
タイムアップの笛でセレッソの選手、スタッフが飛び出し歓喜の輪ができた。 柏が引き分け、残留が決まった瞬間だったのだ。 結果的に、スペイン・マジョルカに期限付き移籍を決めていた大久保のセレッソでのラストマッチとなったこの試合。 さすがの存在感、見事な2ゴールは大きな置き土産となった。
ちなみに最下位となった柏は入替戦で福岡に連勝し、J1残留を決めた。
当時の試合レポートは拙文でどうぞ→ココ。
追記 レポート拙文中の写真でセレッソサポーターが「がんばれ 新潟!」とういう弾幕を掲げていますが、これは同年10月23日に起きたM6.8の新潟県中越地震の被災地である新潟を見舞い、激励する気持ちから掲げられたもの。 試合は、地震から1カ月少したった時期だった。
(2012.4.13 16:41)

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