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2012年3月

復帰した柿谷のGood Job!

 3月24日、等々力で行われた第3節川崎Fとのアウェーゲーム。 75分、0-0の均衡を破る、セレッソにとって値千金のゴールのお膳立ては、柿谷曜一朗の今季最初で、チーム復帰後初めての大仕事となった。 

 74分、ブランキーニョと交代でピッチに入ってすぐだった。 左タッチライン際で、丸橋祐介からのスローインを受け、清武弘嗣に預け、DF背後を突いてタテのスペースに走り抜ける。 そこへ清武からのパス。 スピードドリブルから左足でマイナスに折り返す柿谷。 ケンペスが中央へ動き、空けたスペースに走り込んだキム・ボギョンは、キックフェイクでシュートブロックに来る中村憲剛をすれ違いざまにかわし、少しタッチが大きかったが、DFのいない場所でシュートには最適な位置に止め、左足でコントロールシュートを蹴り込んだのだ。

 突破場面を詳細に見る。 まず、スローワー丸橋祐介に近寄っていく。 そしてスローインを受けるのだが、そこで不思議なボールタッチをする。 

 最初は右足インサイドでコントロールしようとしたようだ。 しかし、左後方から敵ボランチ柴崎晃誠が迫ってきているのを感じたのだろう、その上げた右足を、瞬時に内(左)から外(右)へ、つまさき裏でなでるようなボールタッチで、柴崎の足の届かない場所、自らの右側へ置いた。 これは、こうしようと考えてやっているのではなく、身体(右足)が勝手にそのように動いたのだ。  

 そして左足で清武弘嗣にはたいて預けると、川崎FのDFライン背後にスペースを見つけてCBジェシを置き去りにしてタテに走る。 基本通りのパス&ムーブだ。 清武もさすがだ。 柿谷のパスを左足ワンタッチでピタリと止めると、左右から寄せてくる2人のDFの間のコース、柿谷を追いかけたCBジェシの頭越しに右足でパスを送る。 しかも、「浮かせて!と思った」という柿谷の求めるパスコースを瞬時に察知し、高度な技術ですくい上げるようにループパスで送り込む。 もちろん、柿谷の動きを視野におさめられるような身体の角度をとっていたからこそ、送ることができたパスだ。 

 左後方からの清武のパスの落下地点を見極め、①右足でコントロールする。 内側から寄せるCB森下俊をかわすために、②左足で1タッチし前へ、③さらに左足でタッチするが、このタッチも身体が勝手に動いた感じだ。 はっきりしないが、左足のスネの下あたりで前に押し出しているように見える。 

 これで森下はバランスを崩し、かわし切った柿谷はゴールラインまで進む。 同時にゴール前をチラッと見た柿谷は、正面へ動こうとするケンペスではなく、ボックス内右寄りにいたボギョンを選択し、クロスを阻もうとしたGK西部洋平の手が届かないように、ゴールエリア内にいたDFに触れられないように、④軽く浮かせたボールをマイナスに送ったのだ。

 スローインを受ける場面から数えて柿谷がタッチしたのは6回。 右、左、右、左、左、左の6タッチだった。 そのうち、2タッチが不思議なタッチだった。 そして、その間に清武の2タッチが挿入され、ボギョンの2タッチによる冷静なフィニッシュで締めくくった、鮮やか過ぎるゴール。

 セレッソの誇る、シャドー3人(国籍こそ違うが、学年でいえば同期生)がハイレベルな技術を駆使し、川崎守備陣を翻弄し、混乱に陥れて決めた決勝ゴール。 今季、あと何度、この3人の連係プレーを見ることができるのだろうか。 

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(2012.3.30 22:55)

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ナビスコ開幕!セレッソは磐田戦

 土曜日のダービーの興奮が余韻となってさめないまま、中2日で20日の祝日はもうナビスコカップ初戦。 セレッソはまず磐田とのアウェーゲームを戦う。 14チームが7つずつA、Bの2グループに分かれて戦うため、各節1チームが試合なしとなるが、明日はAの広島、Bの札幌がそれに該当する。

 そして、日本から4チームが参加するACLも第2節。 第1節で勝利したのはFC東京だけという、やや前途多難を思わせるスタートだっただけに、4チームには奮起してもらいたいもの。 明日はG大阪がアデレードとアウェーで、FC東京が蔚山現代とホームで、明後日は柏が全北現代とホームで、名古屋がセントラルコーストとアウェーで対戦する。

 G大阪はダービー終了後、セホーン監督も早々に記者会見を切り上げて(質問には丁寧に応えておられた)、慌ただしく遠征に向かった。 ACL初戦後のリーグでは連敗スタート。 しかし、勝ち点にはつながっていないものの、試合内容としては徐々に上向いており、起爆剤となる選手の台頭が欲しいところ。 そろそろ勝ち点3という結果につなげなければ、周囲の雑音も増すばかりだろう。

 柏の相手は、全北“パッチギ”現代で、いろいろご注意くださいと言うしかない(我ながらしつこい?)。 そしてFC東京の相手、蔚山現代には2010年の桜戦士、家長昭博がいる。 マジョルカから移り、レギュラーを確保できていないようだが、出場機会は得られているようなので、ちょっぴり楽しみにしている。 他にもG大阪から移籍したイ・グノや、キム・スンヨンがおり親近感が持てる相手だ。

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 さて、ナビスコカップに話を戻す。 「追球」=「追+求+王」というスルーガンを掲げ、タイトル奪取を目標としている以上、もちろんナビスコカップもターゲットとする4冠の中の一つだ。

 リーグ戦の対鳥栖、G大阪の2試合で同じスタメン11人をメンバー表に書き込んだセルジオ・ソアレス監督は、その初戦に当たって、どういったスタメンを組むのだろうか。 

 今後のナビスコカップ(以下、NC)のスケジュールを見ると、リーグ6節と7節との間の4.18浦和戦(水)、同11節と12節の間の5.16広島戦(水)、同15節と16節との間の6.27鳥栖戦と1週間に3試合というパターンが今回を含めて合計4度巡って来る。

 明日の試合はそのモデルケースだ。 ターンオーバーとまでは行かないものの、メンバー数人を入替えて臨むのか、それとも、ここまで2試合に選んだ11人を再び並べるのか。 

 特に今回は、U-23代表の清武弘嗣、山口螢、扇原貴宏の3人に五輪予選から中2日という日程を承知で少々無理をさせたこともあるし、週末には開幕連勝と好スタートを切った川崎Fとの対戦を控え、そちらの試合も十分考慮しなければならない。 

 メンバーを入れ替えるなら、清武、扇原のポジションかなと思うが、正直なところセレッソにおいて扇原の存在は、既に攻守両面で代えの効かないレベルに達していると考える。 彼を欠けば、守備はともかく、攻撃で機能不全につながる恐れがある。 しかし、サポーターを着けた左足を見ると、ここで少し休ませたい思いにもなる。 まだ、先は長いのだ。 

 この2試合、スタメンは同じ11人だったが、鳥栖戦では舩津徹也と播戸竜二を、G大阪戦では、村田和哉と柿谷曜一朗を途中交代で入れている。 サブとしてベンチ入りさせた7人も鳥栖戦の山下達也、杉本健勇から金聖基、横山知伸へと2人を入れ替えている。 

 当然、鳥栖とG大阪というタイプの違った対戦相手に対応して、ソアレス監督は選手を選んでいるのだが、様々なシミュレーションを試みても、交代投入する可能性は7人に均等ではない。 試合に帯同させることで、その選手のモチベーションが上がることも十分考慮するのが、監督というものだ。 

 まだシーズインしたばかりのこの時期に、「オレは使われないのか」と思わせてしまえば、もう取り返しがつかない。 フラットな視点で君たち選手を見ているよ、という監督からの意思表示という一面があるわけだ。

 さて、磐田戦での選手起用はどうなるだろうか。 まずGK。 バルサのグアルディオラ監督は、リーグ戦ではバルテス、国王杯にはピントと使い分けが明確だが、ソアレス監督の松井起用は果たしてあるのか? とても興味が沸く。 

 昨季はリーグ戦、ACL、NC、天皇杯と公式戦全試合でキム・ジンヒョンがGKを務めた。 ACLに出場したセレッソは、NCには準々決勝からの出場だった。 その一発勝負で浦和に惜敗してしまい、出番を得る可能性のあったNCがわずか1試合だけに終わったことも、松井には不運だった。 

 昨季のジンヒョンには、たまたま欠場するほどの負傷がなかっただけで、今季もそんな幸運が続くとは断言できない。 初戦で、敗れたとしてもまだ巻き返しが可能なだけに、松井の起用もあるのではないか。 古巣の磐田とのアウェーゲームという松井にとって最も出場したい試合であることも、そう予想する理由だ。 

 そしてDF4人はそのまま。 扇原は引き続きスタメン起用し、清武はベンチに置き、スタメンに柿谷ではないだろうか。 その他はリーグ2試合と同じ9人を起用するとみる。

 松井-酒本、茂庭、藤本、丸橋-山口、扇原-柿谷、ブランキーニョ、ボギョン-ケンペス。 予想はいつも外れるものだ。 しかし、予想せずに見ても面白くないではないか。  
(2012.3.20 2:37)

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勝つために。

 深夜3時を過ぎた。もう外は雨だ。 残念だが、ホーム開幕戦、大阪ダービーは雨の中で行われることになりそうだ。 

 セレッソ勝利のシミュレーションをしておこうと思う。 

 セレッソが勝利するにはやはり先制点がカギだ。 先に取れれば、2試合連続3失点を喫しているガンバは「 ああ、またか 」となる。 ガンバのプライドを崩すには先制点が一番効く。 ガンバ首脳陣は再び迷うはずだ。

 かつては、「セレッソに負けるはずがない」と思っていたガンバ、「やはり勝てないな」と思っていたセレッソ。 そんな力関係は、去年のACL準々決勝で揺らぎ、もはや対等と言ってもいい。

 たとえガンバに先制されても、去年の3試合(1-2、1-1、1-0)で、セレッソは1点ずつしか取っていないとはいえ、無失点に抑えられたことはない。 焦らず反撃することだ。 

 ピッチがスリッピーになるのは間違いないから、前半から遠目でも積極的にシュートを狙いたい。 セットプレーも、GK目がけて早いボールを蹴り込みたい。 GKに不安があるのはガンバ側だから。 

 守備はセーフティファーストを心掛けて、危険なバックパス、横パスは厳禁。 すべってころんで失点、なんて目も当てられない。 シンプルにクリアすることも雨中戦では大切だ。 ジンヒョンも決して足技を過信してはいけない。

 遠藤、明神が1週間でしっかり休んでいるのに対して、タカ、螢のコンディションが気になる。 気持ちの強さで乗り越えられるか。 勝利のためには、遠藤に自由を与えないというミッションを若いボランチ2人に達成してもらわなければならない。

 スタメンは鳥栖戦と変わらないと思うが、五輪組にはスタートから飛ばしてもらって、疲労が見えれば、交代カードを早目に切りたい。 ベンチのみんなは、出たくてウズウズしているはずだ。

 とにかく、苦しい時間帯は必ず来る。 そこで、どれだけ若いチームが耐えられるか。 最後は勝利への気持ちの強い方が勝つ。 それは、セレッソであるはずだ。   
(2012.3.17 3:25)

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戦いが終わり、新たな戦いが始まる

 日本がロンドンオリンピックアジア予選を見事に突破した。 シリア戦に敗れてから、関塚監督以下スタッフも、選手たちもとても苦しかっただろうと思う。 やはり、マレーシア戦4-0の勝利が本当に大きかった。 

 予選で韓国に負けたために、U-20ワールドカップに出場できず、以前のU-23代表に比べれば、経験に乏しい世代が、見事にアジアを突破してみせたことはとても価値あることだと思う。 中でも、韓国に負けて号泣し、シリア戦敗戦の責任を一身に背負っていた権田が一番うれしいだろうなと思う。

 そして、突破を決めたこの試合にセレッソからの3人、清武弘嗣、扇原貴宏、山口螢が大きな役割を果たしてくれたことは、本当に喜ばしいことだ。 先制ゴールのタカ、ダメ押しゴールのキヨ、バーレーンのカウンターの芽を摘み取り続けたホタル。 素晴らしかったぞ。

 

 しかし、ロンドン行きを決めたこの瞬間から、ロンドン五輪代表をめぐって激しい競争が始まる。 その枠は18人。 ワールドカップよりも5人も少ないのだ。

 前回の北京オリンピック時の話。 北京五輪予選突破を決めた最終サウジ戦のベンチ入りメンバー18人は、以下の通り。

 ①西川周作、細貝萌、水本裕貴、内田篤人、本田圭佑、岡崎慎司、李忠成、山本海人

 ②青山直晃、伊野波雅彦、青山敏弘、水野晃樹、柏木陽介、小林祐三、上田康太、梅崎司、興梠慎三、森島康仁。

 このうち、北京で戦うことが許されたのは、①の西川~山本まで半数を下回る8人だけ。 ②の青山直~森島までの10人は姿を消してしまったわけだ。 

 ちなみに、代わりに選ばれたのは、吉田麻也、長友佑都、森重真人、豊田陽平、梶山陽平、谷口博之、安田理大、香川真司、森本貴幸、本田拓也だった。

 但し、この時はサウジ戦が2007年11月、本大会が翌年8月ということで、9カ月間ものブランクがあったために、大幅にメンバーが変わってしまったのであって、今回は本大会まで日数も少なく、あの時ほどの入替えはないはずだ。 ただ、4年に1回のオリンピックの開催時期に、自らの好調な時期を迎えるというのは、とても難しいことなのだと理解してもらえると思う。
(2012.3.14 23:34)

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さあ、相手は決まった、最終予選だ!

 ワールドカップアジア最終予選の組み分けと日程が決まった。 

 日本はB組で、オーストラリア、イラク、ヨルダン、オマーンと戦う。 

 オーストラリアは1974、2006、2010年に出場経験があり3大会連続4回目を狙う。 

 イラクは1982年以来久々の2回目を、ヨルダンとオマーンは初出場に挑む。 

 言うまでもなく、日本は1998年フランス大会以来4回連続出場しており、連続5回はもはやノルマだ。 そして、2014年ブラジル大会は香川真司にとって、サポートメンバーに甘んじた前回大会の悔しさを晴らす舞台になるはずだ。

 一方、A組は、韓国、ウズベキスタン、カタール、レバノンとなった。 A・B組ともに5チームずつなので、毎節2試合で1チームは試合なし、となる。

 韓国とはまたしても別組だ(残念!)。 その代わりにジーコ監督のイラクとの対戦が今年9月に実現する。 去年のアジアカップ初戦、1-1で引き分けたヨルダンと同組となった。 

 2位抜けできれば、出場権獲得。 3位になるとA組3位とアジア5位決定戦を戦って、勝てば、南米5位とのプレーオフになる。

日程は下記の通り。( )内は日本以外の国。

(B組)

今年(2012年)

①6.3 日本vs.オマーン(ヨルダンvs.イラク/オーストラリア休)

②6.8 日本vs.ヨルダン(オマーンvs.オーストラリア/イラク休)

③6.12 オーストラリアvs.日本(イラクvs.オマーン/ヨルダン休)

④9.11 日本vs.イラク(ヨルダンvs.オーストラリア/オマーン休)

⑤10.16 *日本休(イラクvs.オーストラリア/オマーンvs.ヨルダン)

⑥11.14 オマーンvs.日本(イラクvs.ヨルダン/オーストラリア休)

参考:今年6.8~7.1 EURO2012(@ウクライナ&ポーランド)

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来年(2013年)

⑦3.26 ヨルダンvs.日本(オーストラリアvs.オマーン/イラク休)

⑧6.4 日本vs.オーストラリア(オマーンvs.イラク/ヨルダン休)

⑨6.11 イラクvs.日本(オーストラリアvs.ヨルダン/オマーン休)

⑩6.18 *日本休(オーストラリアvs.イラク/ヨルダンvs.オマーン)

参考:来年6.15~30 コンフェデレーションズカップ(ブラジル):日本出場
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 今年の6月は、ホーム2試合と時差の少ないオーストラリアで、移動は楽だと思うので、3連勝と行きたいところ。 ヨーロッパ組もシーズン終了後だから、うまくコンディションを合わせて欲しいものだ。 最悪のケースは、最終節の来年6.18に「 他チームの結果次第 」なんていうのがイヤだな。 

 8試合中、6試合目のアウェーのヨルダン戦のあたりで、2位以内を決められれば理想的だが、それは楽観的すぎると言うものだろう。 

 あと、今年9月のホームで、ジーコ監督のイラクと戦うが、あくまでジーコさんが解任されていないことが前提だ(笑)。

 無責任な想像&シミュレーションを最後に。 B組3位になってしまった日本が、A組3位とのプレーオフに勝って、南米5位(なんと、因縁のパラグアイ!)とプレーオフをして、ホームで勝って、アウェーで負けて、PK戦突入、ラストキッカー駒野が決めてワールドカップ出場! ってどうだろうか(笑)。
(2012.3.9 20:57)

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鳥栖との対戦は09年12月以来・・・

 鳥栖とのアウェーゲームで開幕を迎えるセレッソ。 最後に鳥栖と戦ったのは、2009年12月5日(土)12:33キックオフ J2リーグ第51節つまり最終節、ベストアメニティスタジアムでのサガン鳥栖対セレッソ大阪戦だ。 51試合というのも、すごい試合数だ。 そしてこの試合が、結構忘れられない試合なのだ。 

 すでにJ1昇格を決めていたセレッソの順位は2位(勝ち点104)。 同様に昇格決定済みの首位仙台(同105)との勝ち点差はわずかに「 1 」。 つまり最終節で仙台が引き分け(106)か負け(105)の場合、セレッソは勝てば(107)順位が入れ替わり、J2優勝となる。 仙台はホーム・ユアスタで同日同時刻キックオフで相手は愛媛FCだ。 

 セレッソのメンバーは、キム・ジンヒョン-羽田憲司、藤本康太、前田和哉-酒本憲幸マルチネス、山口螢、石神直哉-乾貴士、船山祐二-小松塁。 ちなみに香川真司はもちろん在籍していたが、第49節の仙台戦で負傷しベンチからも外れていた。 

 船山の開始8分のゴールで1-0とセレッソがリードする。 その後、チャンスも多かったが決められない。 後半は、退任が決まっていた岸野監督のラストゲームに勝とうと強い気持ちを見せる鳥栖がペースを握り、セレッソは守りに入ってしまう。 そして、72、73分と、まだ若く、自制心の効かない乾が遅延行為と異議でわずか2分間で2枚のイエローカードをもらい退場となって、ますます鳥栖は勢いに乗る。 

 その頃、仙台は1-0とリードして終盤を迎えていた。 しかし、ロスタイムに愛媛・ジョジマールに決められそのままタイムアップ。 1-1、仙台は勝ち点106でシーズンを終えた。 

 そのまま1-0で逃げ切ればセレッソは逆転優勝となったのだが、勝利の女神はあまりにも優柔不断だった。 ロスタイム、愛媛に倣うかのように鳥栖・高地が同点ゴール。 さらに動揺するセレッソにつけ込み、勢いに乗る鳥栖。 そして高地の逆転ゴール。 

 狂喜乱舞するスタジアム。 選手、ベンチもお祭り状態の中、このゴールに不服を示し、主審に迫ったジンヒョンに一発レッド!という超カオス状態。 記者席で携帯サイトで仙台の試合経過をチェックしながら、ピッチ上で起こっていることが現実だとは信じられず、茫然としていたので、ジンヒョンがどうして退場させられるのか、よく分からないほどだった(公式記録では乱暴行為のため)。

 そしてタイムアップの笛。 敗れたセレッソの勝ち点は104のまま。 優勝はセレッソの手の中からこぼれて、仙台のものになった。  

 優勝を逃したセレッソだったが、後日のファン感謝デーでマイクを向けられた 乾 がサポーターにしきりに謝罪を繰り返していたのを思い出す。 

 今から考えてみれば、「 タイトル 」と言っても、「 J2優勝 」はそんなに胸を張って誇ったり、自慢したりできるタイトルではない。 チーム発足が後発で、下部のカテゴリーから一つひとつ昇格していく過程でのJ2優勝なら、選手もサポーターも誇りに思えることだろうが、J1からJ2へ降格してしまったチームが、J2優勝を大喜びするなんて、なんだかカッコよくないと思うからだ。 

 大事なのは、J1昇格後どんなチームになるかだ。 J2で優勝して翌シーズンまたJ2へ降格なんてしたら何にもならない。 だから、当時私は「 J2に落ちたチームしか取れないタイトルだよ。 そんなんいらんわ 」と周囲の人にそう言っていたものだ。 単なる 負け惜しみ に過ぎないんだけど(苦笑)。

 当時、ベアスタで悔しい思いをした選手が5人、今も在籍する。 ジンヒョン、藤本、酒本、山口は出場し、山下がベンチにいた。 彼らはおそらく今回も鳥栖に向かうだろう。 あの試合を忘れてはいないだろうが、そんな記憶を払拭できるような快勝を期待したいものだ。
(2012.3.8 19:05)

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なでしこ、ひとまずお疲れ様!

 なでしこは決勝でドイツに力負けしたが、MVPには、宮間あや主将が選ばれたそうだ。
 3-3に追いついてちょっと安心したのかな。 「 延長戦なし、即PK戦 」という決勝戦にあるまじきレギュレーションがあったため、PK戦を避けたいドイツは、残り数分間だったけど、4点目を猛然と取りに来たし、一方日本は、「このまま終わりかな」とPK戦を意識した選手が少なからずいたような気がする。 しかし、そういう追い込まれた状況なのに、しっかりと試合を決めてしまうドイツはさすがに強豪中の強豪だ。

 だが、2-3とされたあのPKが、もしもあのまま決勝点になっていたら、ファウルを取られPKを与えた有吉佐織が受けたショックは相当大きかったはずで、今後ずっと引きずってしまう可能性もあっただろうから、そのあと一旦3-3に追いつけたことは良かったと思う。 少しはショックは小さく、キズも浅くなっただろう。

 決勝点はGK海堀はもっと前へ出られなかったかな。 でも、左からのロングボールはチップキック気味の、巧みに逆スピンがかけられていたので、ワンバウンドして、真上に上がったように見えた。 海堀の方へ弾んでこなかったし、キック自体がふわっと高い位置から落ちてきたので、GKとしては飛び出すタイミングがとても難しかったと同情する。

 しかし、早々と0-2とされた時には、とても想像できない試合結果となった。 最悪、あそこから0-3、0-4と点差を広げられるのかと心配してしまった。 いやあ、失礼しました! おみそれしました! なでしこは、真の勝者のメンタリティを身につけていることを示した試合となった。

 今大会、勝利を追求すると同時に、選手をとっかえひっかえ、さらに同じ選手にも2つ以上のポジションを経験させようとする選手起用は、明らかに、わずか18人枠というオリンピック本大会を意識したものだった。

 選手層は確かに厚くなったと考えていいだろう。 しかし、今回はメンバー外となった岩渕真奈とか、丸山桂里奈も手ぐすね引いているはず。 佐々木則夫監督は、自ら18人への絞り込みを難しいものにしてしまった気がする、これは大変な仕事ですよ。

 しかし、本来女子サッカーはレベル的にも、各国の力の入れ方も、「 オリンピック > ワールドカップ 」なんだろうけど、こんなに強いドイツが出場できない今回のロンドンオリンピックは、ちょっと残念すぎる。 オリンピック優勝国は、「ドイツが出場していないから・・」とケチをつけられてしまうかもしれないな。
(2012.3.8 1:20)

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Jが開幕した!

 朝日月曜朝刊でJ2開幕戦の結果を見た。 当然だが11試合全部の結果が載っている。 試合結果はタテ書きで、勝利チーム名が 上 に、敗戦チーム名が 下 になっている(引き分けの場合はホームチームが 上)。 つまり、ぱっと見るとどちらがホームでどちらがアウェーかは分からない。 そこで、すぐ右横を見ると、「味スタ」というふうに試合会場が書いてある。 

 しかし、この朝刊で試合会場の欄に書かれているのは、「 味スタ、Ksスタ、カンスタ、本城、フクアリ、ニンスタ、中銀スタ、レベスタ、大銀ド、長良川、BMWス 」である。 なんと、11スタジアム中、9つがネーミングライツだ。 

 この新聞記事を見て、11試合がどこで行われたか、どちらのホームゲームだったかという質問に、全問正解を「即答」できるのは、Jリーグ(特にJ2)に相当詳しい人だけだろう。 私もちょっと考える時間が必要だった。 

 さらに残り11のスタジアム名をチェックすると、「 NDスタ、栃木グ、正田スタ、町田、ニッパ球、松本、富山、西京極、とりスタ、鳴門大塚、熊本 」で5つ、トータル14スタジアムがネーミングライツということになる。 4文字に短縮しているからよけいに分かりにくさが増しているということもある(4文字までだから、キンチョウスタジアムは「キンチョ」ではなく、「金鳥スタ」になっている)。

 この紙面を見ていてあらためて思うのは、日本ではさほどサッカーに詳しくない一般人にとって、目を引くのは勝ち負けの結果だけであって、どこで試合が開催されたか、どちらのホームで行われたのかなどということは、さほど重大事ではないのだなということだ。 「toto」が普及することで、ホームとアウェーの違いはある程度認識されてきたとは思うが、まだまだサッカーは文化の域に達していないなと思うのだ。 

 でも、それも仕方がない。 ヨーロッパや南米などのように、ホームとアウェーでの戦い方が全然異なる(ホームでは攻撃的に、アウェーでは守備的になど)ということもないし、ホームなのにあまり勝てないチームも結構あるし・・ってどのチームのこと?(汗)。

 (参考) とあるチームの2011年J1成績(ホーム)
  △ンチョウ 2勝3分6敗(22得点、21失点)寸評:とにかく弱い
  長〇    4勝1分1敗(19得点、 9失点)寸評:かなり強い
  合計    6勝4分7敗(41得点、30失点)寸評:これじゃダメ
(2012.3.5 18:41)

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